NHKビジネスクリエイト

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先輩ママに聞く! NBCの働き方

先輩ママに聞く! NBCの働き方

NBC社員は「働き方改革」や「ワークライフバランス」をどう考えているのでしょうか?
子育てをしながら働く女性社員に聞きました。

「復帰するときは不安もたくさんありました」
「復帰するときは
不安もたくさんありました」
調達・管財事業部  
加藤理子
平成19年7月入社
平成26年6月、長男を出産
産休・育休をとり、平成27年12月に復職

現在、9時30分~16時30分の短時間勤務
夫と子供の3人家族

調達・管財事業部の加藤です。制作・送出設備グループに所属し、スタジオの映像設備や字幕装置の調達を担当しています。

3年前に出産しましたが、出産後は生活環境が想像以上に一変し毎日育児に悪戦苦闘でした。1年半の育児休業を取得したとはいえ、復職直前は「こんな状態で仕事と子育ての両立ができるのだろうか…」と不安な思いでいっぱいでしたが、おかげさまで復職して1年半が経ちました。

制度を利用しつつ、仕事のスタイルも工夫

復職後も、短時間勤務でこれまでと同じ業務を担当しています。残業ができないので業務量を考慮してもらいながら、自分の業務のスタイルもこれまでとは変えるように工夫しました。
繁忙期にも時間内に業務を終了させるため、業務の進捗状況や締め切りを的確に管理することで優先順位を徹底したり、データを細かく整理することで効率的に業務を進めたり。

様々な工夫をしていますが、子供の体調不良で予定外に休まなければいけないことも多々あり、周囲に助けていただくこともたびたびです。

まさに時間との戦い!

先輩ママたちには、「家に帰ったら子供が寝るまで、時間との戦いだよ」と聞いていました。
職場を出たら、少しでも早く家に帰って子供と過ごす時間もとりたいし、ご飯を食べさせ、お風呂にいれて、寝かしつけて・・・まさに時間との戦い!
と、思っているのは母親だけで、子供はといえば、お迎えに行けば「公園に行く!家に帰らない!ご飯要らないから!」・・・こんな感じでお迎え後、家にたどり着くまでに1時間ほどかかる事もあります。

子供なりに保育園では我慢していて、その分家族にはついわがままを言ってしまうのだとは思います。
母親が働くことで、一緒に過ごせる時間が少なくなりがちなのが悩みどころでもありますが、短い時間でも子供との充実した時間を過ごせるよう心がけています。

まさに時間との戦い!
3歳の息子と手をつないで

周りに支えられながら、試行錯誤の1年半

これまでに、自分の担当する入札実施日に急に休まなくてはならず、代理の対応をお願いして無事に落札となったこともあります。このように周囲の方のサポートや会社の制度である短時間勤務に助けられながらここまで来ました。
これまでを振り返ってみて、要領よく仕事と子育ての両立ができているのかと言うと、正直自分でもよくわかりません。復職してからの1年半は、初めて直面することも多く、「何とか乗り切ってきた」状態でもありますが、疲れたときは子供の顔を見ると頑張ろうと思えますし、仕事上で困難な案件をやり終えた後には達成感も感じられます。

これからも1日1日、自分なりにがんばっていきたいと思います。

「復帰するときは不安もたくさんありました」
「大変なこと以上に、楽しいことがたくさんあります」
印刷・記念品事業部 副部長  
三谷恭子
平成10月2月入社
平成17年12月、長男を出産
産休・育休をとり、平成19年6月に復職

平成29年度年功表彰(勤続20年)
夫と子供の3人家族

入社して今年でちょうど20年になります。最初は台本営業として、その後は受付・進行として、ずっと台本業務に携わってきました。台本の現場は、正月三が日以外は休みなし、クリスマスは紅白歌合戦対応、毎日が時間との勝負といったようなところです。
私自身も常に台本に囲まれ、慌しい日々を送ってきました。その間、結婚し、出産・育休、そして仕事復帰・・・と、この20年で生活スタイルも色々と変化してきました。
育休が終わり仕事復帰してからの後半の10年は、とにかく朝起きてから夜寝るまでがバタバタと忙しく、目まぐるしく毎日が過ぎていったように思います。

保育園の洗礼…周りの声に支えられました

1歳半で息子を保育園に預け仕事復帰しましたが、やはりその時一番大変だったのが、誰もが経験する保育園の洗礼です。朝やっと保育園に預け出社し、ホッとするのも束の間、すぐに保育園からの呼び出しです。

仕事の忙しいときほど子供は病気にかかりやすく、その度に周りの皆さんに申し訳ないと思う気持ちと、思うように仕事ができないもどかしさで悩むこともありました。
そんな時、周りは必ず「大丈夫?」「無理しなくていいからね」「ついていてあげるのが一番だよ」と、優しい言葉をかけ私を送り出してくれました。
この大変な時期を乗り越えられたのは、会社の上司や同僚・後輩の皆さんの理解と優しさのおかげだと心から感謝しています。

仕事復帰した保育園の頃
仕事復帰した保育園の頃

はじめての1泊出張も経験

幼稚園の3年間は、とにかく時間との戦いでした。毎朝4時半に起床し、子供のお弁当作りから始まり夕食の下ごしらえまで、次から次へとやることがありました。家を出るまではものすごく忙しいのですが、出てしまえばホッとするもの、そんなことはすぐに忘れてしまいます。時間が足りなければもう少し早く起きれば・・・と、あまり悩まなかったことが、毎日続けられた一番の理由だと思います。

このような中、大阪・福岡局へ1泊で出張にも行きました。不安や心配は山ほどありましたが、いなければいないで何とかなるものです。この時の経験は公私共に成長するいい機会となり、今でもとても心に残っています。

息子のやんちゃぶりも日に日に増し体力も消耗しましたが、どんなに忙しくてもどんなに疲れていても、息子の寝顔を見ると安心し、1日の中で一番ホッとできる時間であったことを思い出します。(それは今でも変わりませんが・・・)

一番忙しかった幼稚園の頃
一番忙しかった幼稚園の頃

仕事と家庭、どちらも大切でなくてはならない存在です

そんな息子も今では小学6年生です。私の思い描いていた理想では、受験後はそろそろ落ち着いた生活をしているはずでしたが、どこかで歯車は狂い、今は錦織選手を追いかけて毎日テニスの練習に励んでいます。ほとんど手はかかりませんが、平日はスケジュール調整や練習後のお迎え、休日は試合への付き添いなど、なかなか時間の余裕はできないものです。

つい先日、息子が1か月の遠征に出かけました。出産以来こんなに離れるのは初めてです。出発前は久しぶりの自由な時間をどう楽しもうかあれこれ考えていましたが、実際にいなくなると寂しいものです。ただひとつよかったことは、夫婦の会話が増えたことです(笑)。

よく周りの方から「仕事と家庭(育児)の両立は大変ではないですか?」と聞かれます。正直、大変でないというと嘘になりますが、それ以上に楽しいことはたくさんありますし、やりがいも十分なほどにあると思います。

仕事と家庭、私にとってどちらも大切ですし、なくてはならない存在です。どちらが大切かなんて迷っている暇なんてありませんでした。大変でも何とかなる!あれこれ色々と考えない!と、常にポジティブに、ただただ夢中でこの10年間走ってきたように思います。

まだまだゆったりとした落ち着いた生活には程遠いですが、もうしばらくの間、息子の夢を応援し、一緒に夢を追いかけ、仕事と家庭の忙しい毎日を楽しみながら走り続けていきたいと思っています。

テニスに励む息子
テニスに励む息子
ふたり一緒に(ちょっぴり照れ顔です)
ふたり一緒に(ちょっぴり照れ顔です)